メイキング・オブ・『大塚さんのコーナーリングFIAT500』 1
-その1-

完成〜!o(^-^)o

2003年8月3日、ワンダーフェスティバルにて購入した、ルパンや大塚氏のガレージキット数点。
せっかく、手に入れたのに作らない手はない・・・とは思っていたのだが、もうすでに3ヵ月経ってしまった。
ようやく重い腰を上げ、製作をば始める事にした。
製作に当たって、いっちょ素人メイキングを載せる事にしたので、まだ作ってない人は参考にしてみてちょ。
ただし、あくまで我流なので、いわゆるプロモデラーの方々がやる工程とは雲泥の差があるので、もっと
綺麗に作る!と言う方には参考にならないかも。

何はともあれ、道具を用意してLet's makin' now!
必要な道具
ニッパ、カッター、サンドペーパー(粗目・細目)、瞬間接着剤、使い古しの
歯ブラシ、クレンザー、サーフェイサー、必要色の塗料(水性かエナメ
ル)、筆(太いものから極細まで数種)、パテ(エキシポパテなど市販のも
の)
あとは忍耐力だけo(^-^)o



【第一日目】-整形・下地作り編-

1
ミニ大塚さんがめちゃかわいい(笑)
<開封&切り出し>

 まずは、当たり前っちゃあ、当たり前なんですが、
商品を開封し、部品・パーツ類に欠品がないかどう
かを確認します。
 同時に説明書は必ず一通り目を通しておく事。
でもって、折れてる箇所などがあるかどうかも同時
にチェックしておきます。
 ガレージキットの場合、成型時の気泡による穴が
たくさん開いてたりしますので要注意です)
 一通りチェックし、パーツごとにランナーから切り
出します。この時に深く切りすぎると、大事な部分
が削れてしまい、後でパテで盛るなどの余計な作
業が発生しますので、少しバリを残すぐらいの状態
で切り離します。余計な部分は後でカッターややす
りなどで削ればよいという感じで、気持ちにゆとりを
持ちましょう。
2
綺麗にしてくれー
<削り1>

 さて次に、1で言っていた、バリの削り作業に入り
ますが、ここの部分を慎重かつ丁寧に行うことが必
要です。
 あ、ちなみにバリと言うのは、型を作る際に出来
た余分な部分を言います(左写真参照)
 ここのバリ削り作業で、作品の出来不出来が決
まると言っても過言ではありません。
 『削りを制す者は、世界を制す』です。
3
焦るな〜
<削り2>

 大きなバリは、ニッパを使い、丁寧に切り取りま
す。
 ただし、1でも言ったように少し残すぐらいの余裕
が大切です。
 一気に行きたい気持ちは十分わかるのですが、
ここは忍耐です。にんにん。
4
ゆっくりねー
<削り3>

 3で残ったバリを更に細心の注意で、カッターで丁
寧に削ります。鉛筆を削るのと同じ容量で片手でし
っかりと押さえて、ミクロの単位で何枚もスライスし
ていく気持ちが必要です。
 意外とサクサク削れるので、焦らない、焦らない。
 ついでに、成型時にできた継ぎ目の線も削ってき
れいにしちゃいます。

注)ちなみに今回のキットに関しては、ドライバー大
塚さんのおしりについている棒はバリではないの
で、削らないように。あとはダッシュボードのタバコ
の吸殻の山も間違えて削り取らないように注意ね。
5
ふ〜・・・一休み、一休み
<削り完了>

 はーい、削り終わりました。
 ここでは写真省略しちゃいましたが、削りが終わ
ったら、サンドペーパー(紙やすり)で表面を綺麗に
ゴシゴシします。
 自分のやり方は、目の粗めのもの(#600〜800)
くらいのもので、段差がなくなるまで擦り、その後目
の細かいもの(#1200)でツルツルになるまで擦り
ます。
 この時、細かいモールド(彫り込み等)を削ってし
まわないように気をつけましょう。
 ってことで、とりあえず、削り作業一段落です。
この時点で、ある種の達成感を感じていれば、削り
作業はほぼ成功でしょう。

 実はこの時点で、ホントは、成型時にできた気泡
の穴埋め作業を同時にやっておいた方がいいので
すが、後からでもできるので割愛〜。でも、ホントは
ここでやっておいた方が楽です。
6
わしらも作れ〜(#`Д´)
<一服〜(^.^)b >

 一服しながら、ちょっと休憩。
 完成図を想像したりしながらイマジネーションを膨
らませます。これ大事アルヨ。
 もし同時に作りたい物があれば、同時に上の作
業をやってしまいましょう。
 ノってる時にあれこれやってしまう。これも大事ア
ル。
 今回は、茶屋主人の大塚さんと大塚さんの胸像
を同時にやってしまいましょう。
 キュウスの取っては削り難度Eです。絶対に焦ら
ないように。
7
あまり強いと折れるよ〜
<洗浄>

 はい、では次の作業に入りましょう。
 ブツに中性洗剤を付けて、歯ブラシでゴシゴシ洗
います。何故洗うかと言うと、ブツには薬品が付着
しているからです。これは成型時に剥離材が塗られ
ているためですが、こいつを綺麗に剥がして置かな
いと、この後で塗装をはじいてしまうので要注意な
のです。頑張れば塗れないこともないですが、渇い
た後に爪で簡単に剥がれちゃう状態になっちゃいま
すので、きちんとやるべし。
 よく専門書では中性洗剤で洗うと書かれていま
す。自分は粉のクレンザーを使います。研磨剤が入
っている方が確実に落せるからです。
 洗面所でザルなどを下に敷いたほうがいいでしょ
う。小さいパーツは手がすべって、飛んでしまったり
するからです。今回は小さくて持ちにくい『トンカツ
君』が要注意です。磨いている途中で何度も指の
間から逃亡されそうになりました。洗面所の穴に落
ちたらそれまでですので、磨く時は洗面所の栓は
閉めておきましょう。
 また、細かい部分がある時は丁寧にゆっくり磨き
ましょう。FIAT500のシフトノブは簡単に折れちゃい
ますので要注意です。
 え?何で知ってるかと?内緒です・・・(;^_^A
8
もっと、離れて吹き付けろ〜
<表面仕上げ>

 洗浄後、水が乾いたことを確認します。
 細かい溝などに水気が残っていると後で泣く事に
なります。完全感想まで待つべし。ドライヤーで乾
かすのも可。
 さて、いよいよ初スプレーです。
 但しここではまだ塗装ではありません。サーフェイ
サーというものを使って、表面に塗料が食いつき易
くするための皮膜をつくるのです。
 ちなみにサーフェイサーは模型屋ならどこでも売っ
ています。主に白とグレーのものがありますが、後
で明るい色を塗る時はホワイトサーフェイサーがお
薦めです。但し、グレーのものよりちょっと高いの
で、自分はグレーを使用しちゃいます。
 ここでの注意点は、またしても焦らない事。
 缶スプレーは、時々ダマがブシュっと噴き出すこと
があるので、一度別の場所に一吹きしてから、目
標にプシュとやるのがコツ。
 また、一度に表面の色が変わるぐらい大量に吹き
付けると、細かいモールドが埋まってしまったり、液
垂れします。液垂れしたら、はがして最初からやり
直しですよ。少し吹いて乾かし、また角度を変えて
少し吹く、の繰り返しがいいでしょう。少量の吹きつ
けだと意外に早く乾くのでストレスもたまらないでし
ょう。
 このサーフェイサーを吹くと、最初に見えなかった
気泡がものすごくよくわかります。また、成型の継
ぎ目の凸凹も目立つので、ここで穴埋めと削り作業
を行います。
 小さな穴は瞬間接着剤を穴に入れてやるだけで
埋まります。大きなものはパテ(市販)のもので埋
めて、渇いたら飛び出た部分を削ります。その後ま
たサーフェイサーを吹き付けます。
 妥協せずに、納得するまで何度も繰り返しましょ
う。
9
ふぃ〜でけた・・・
<下地完成>

 はーい、ここまで長かったですね〜。しかし、模型
作りはここまでの作業が一番肝なのです。ここを怠
ったものに成功はありません。ボクシングで左ジャ
ブをおろそかにしたものが、世界を制す事ができな
いのと同じことです。
 ガレージキットはプラモデルと違って、組立パーツ
が少ないので、ここまでくれば後は塗装だけと言っ
ても過言ではありません。
 キットによっては、先にパーツ同士を接着しておい
て、継ぎ目をなくす作業(穴埋めと削り)をしてから、
サーフェイサーを吹いておいたた方が良いものもあ
りますが、今回のキットは、その必要がありません
のでご安心ください。

次回、塗装編に続く・・・
塗装編へGO


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