ルパン三世 【ファーストTVシリーズ】
〔作画監督〕
’71.10〜’72.3放映

   

■大塚ルパンの魅力とは・・・

 自分が大塚康生氏の名前を知るキッカケとなった作品、それがこのルパン三世だ。
 ルパン三世は大きく分けて3人いる。
 かなり大雑把だが・・・
  大塚氏の青ジャケットルパン
  北原氏の赤ジャケットルパン
  青木氏の桃ジャケットルパン
 どれも魅力的なのだが、自分の中では、青ジャケの大塚ルパンが、やはりルパン三世なのだ。
 なぜ、大塚ルパンなのか。
 まず、第一に目である。
 大塚氏の描くルパンは黒目が大きい。
 黒目だけでも表情が大きく変化するのだ。
 第二はアクションである。
 その動きの派手さ、やわらかさが指先にまで見事に伝わって動いているのだ。
 青木氏のルパンも、やわらかい動きをするが、これも大塚氏の伝授の賜物であろうか。
 そして第三に車である。
 普通、アニメーションでは、車は“ただの車”として機械的に描かれている。
 だが大塚氏の作品では、車は一個の個性をもったキャラクターとして、存在している。
 しかも車に表情があるのだ。
 こんな、魅力的な大塚版ルパン三世。
 もう一度動くところを見たいのは自分だけだろうか。
(Kissy@管理人 2003.7/11)



■TV版ルパンの顔の違い

 前述のように、大塚ルパンの最大の魅力は、やはり目だ。
 他の人の描いたルパンと何処がどう違うのか。
 やはり、百聞は一見に如かず。
 ということで、TV版の代表的な4種類を描いてみました。
 (劇場版やTVスペシャルも入れると、数倍になるのでご容赦)

 芝山努氏のルパンはモンキー・パンチ氏の原作初期のテイストを醸し出している。
 髪型もそうだし、面長な顔型もそうだ。

 北原健雄氏のルパンは、その名の通り、まさしく新ルパンだった。
 大塚康生氏のルパンとは根本的に顔が違う全くの別人で登場した。
 極端に狭い額、短い眉、極端に小さな黒目。
 空前のアニメブームに乗って登場したキャラクターだけに、知名度は一番高いかも知れない。
 当時、ルパン三世がまた作られると聞いた時は小躍りして喜んだものだ。
 その時想像していたのは、もちろん大塚ルパンだった。
 蓋を開けたら、全くの別人になっていたため、すごく悲しい気持ちになったのを憶えている。
 最初の数回を見たのみで、しばらくルパンから遠ざかってしまった。

 青木悠三氏のルパンは、モコっとした髪型と割れアゴが特徴的で、旧原作の中後期から新原作に近いテイストだ。個人的には嫌いではなかった。
 ただ、自分が大学生の頃だったか、青春真っ盛りの頃で、とにかくもうアニメを見なくなっていた頃にやっていたと思う。
 たまたまTVを付けた時にやっていた時に数回見たが、まずピンクのジャケットで、唸ってしまった記憶がある。
 青木ルパンは、放映途中から全く別の顔になっているが、今回は割愛。

 北原ルパンも青木ルパンも今ではそれぞれ好きなのだが、自分的には、やはり大塚ルパンの大きな黒目の魅力には敵わないようだ。
(Kissy@管理人 2003.7/11)



■謎の女

 ルパンと同様に、峰不二子もシリーズにより、様々な顔がある。
 顔と同時に性格も微妙に変わるから面白い。
 旧シリーズでは小悪魔的なキュートさ、新シリーズではミステリアスな流し目とお色気、パート3では表情豊かな明るい女性という感じ。(あくまで、主観ですが)
 自分が一番好きなのはもちろん、旧シリーズの不二子。
 この不二子のキラキラ輝く瞳には吸い込まれそうになる。
 また、製作当時の時代背景もあっただろうが、旧シリーズの不二子は安っぽいお色気を武器にしないとこもツボ。
 胸元の大きく開いたドレスを着なくても、ホントにいい女は色っぽいのだ。
(Kissy@管理人 2003.7/13)



■TV版不二子の違い

 以前、TV版ルパンの顔の違いについて書いたが、今回は不二子について同じ事をしてみようと思う。
 やはり、百聞は一見に如かず。
ということで、TV版の代表的な3種類を描いてみました。
 (これまた劇場版やTVスペシャルも入れると、数倍になるのでご容赦)

 大塚康生氏の不二子は、前期後期で大きく分けられる。シリーズ途中からショートカットになったのだ。ここでは前期のロングの不二子を描いてみた。前髪が中央に集められており軽いウェーブが掛かっているのが特徴。髪に線が多く描き込まれているのも特徴の一つ。目は丸く、小悪魔的な表情。このシリーズのみ声優も、唯一、二階堂有季子が演じていた。この不二子のすっとぼけた表情の時には、増山江威子よりも断然声が合っている。

 北原健雄氏の不二子は、切れ長でちょっと上目使いの視線が特徴。瞳の上ラインが直線なので、黒目の3分の1は隠れているため、ミステリアスな視線に色気がある。
 髪型はロングで、毛先のみ、ややウェーブがかかった直毛。線の描き込みが少なく、大塚不二子よりは柔らかい感じ。きちんと手入れしてキューティクルで艶々って言えばわかりやすいだろうか。やはり不二子的知名度ではNO.1だろう。

 青木悠三氏の不二子は、自分的には前後期の2タイプに分けているのだが、人により3タイプ、4タイプに分かれており、微妙な感じ。今回描いたのは前期の不二子だが、ふわっとしたウェーブのある髪型はTVシリーズ中では一番柔らかそう。顔型が他の二人に比べて、ちょっと面長。後期の不二子は全くの別物になり、縦菱形の目としゃくれ顎は個人的には論外。前期の不二子は可愛いのに、何故にこうなるの?状態(;^_^A

 さてさて、ルパンと同じく、北原不二子も青木不二子(あくまでも前期)もそれぞれ魅力的だが、自分的には、やはり大塚氏の嫌味のない子悪魔不二子がツボなのだ。
(Kissy@管理人 2003.10/26)





   
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