パンダコパンダ
〔作画監督〕
’72.12公開

   

■心温まるメルヘン

 パンダコパンダ、実は一作目を見たのは大人になってからビデオでである(;^_^A
 2作目の「雨降りサーカスの巻」の方を1972.3月に劇場で先に見ていた。当時、東宝チャンピオン祭というのがあって、ゴジラを見に行った時に同時上映されていたのだ。
 一作目の出会いのシーンなど知らないから、当時はミミ子とパンダ達の関係など知る由もなく、本当の親子だと思ってた記憶がある。まぁアニメマンガだから、何でもありだなと別段不思議にも思わず納得していたのだろう。
 その間違いに気付いたのは、自分の子供が生まれてトトロに夢中になっていた頃、たまたまレンタルビデオ屋でパンダコパンダを見つけて、懐かしいな〜と思い借りていった時である。つまり、公開から25年ほど経って、初めてその間違いに気付いたのだ。
 要するにミミ子ちゃんは、パンダの子供ではなかった(笑)。
 自分が一番好きなシーンは、コパンダとミミ子の出会いのシーン。縁側で寝ているパンちゃんをミミ子がぬいぐるみと勘違いをして抱き上げる。目を覚ました瞬間にじ〜っと見詰め合う二人の間が最高におかしいのだ。そのあとビックリしてぬれ縁をドタドタ走り回るパンちゃんが、これまたかわいい。
 ミミ子の性格も素敵だ(ある意味能天気だが)。物怖じすることなく、何に対しても「まぁ、素敵!」と言ってのけるミミ子がパンダコパンダの世界観を創り上げているのであろう。不安になるようなものは何もないのだと視聴者に耳打ちしてくれるのだ。
 後年のトトロの布石とも言える作品だが、メルヘンという点で見るならば、パンダコパンダの方が自分は好きだ。
(Kissy@管理人 2003.10/18)





   
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