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富田常雄氏原作の小説でお馴染みの姿三四郎。
自分の記憶では、幼い頃に竹脇無我が演じていた連続ドラマのイメージが鮮烈に残っている。
キャラクターデザインをモンキー・パンチ氏、作画監督を友永和秀氏、原画に大塚康生氏参加という、まさしく「ルパン」な布陣。友永氏の初作画監督作品で故・近藤喜文氏も参加していた、知る人ぞ知る、まさに隠れた名作。
すでに22年前の作品で、TVのオンエアも一回こっきり(再放送があったかは知らないが)のため、実は今まで見れずにいたのだ。
先日、ネットオークションで運良くDVDを手に入れることが出来、見ることが叶った。
ストーリーそのものは勧善懲悪型の単純なものだが、やはり動きが素晴らしい。製作陣の名前を見れば当たり前なのだが、キャラクターの表情などの細かい動きは、やはりコダワリを感じずにはいられない。
大塚氏が担当したのは、警視庁の武術師範・村井半助との対決シーンだが、この部分の三四郎の顔が、大塚三四郎になっているのはすごく嬉しい。
見てよかったと思わせる作品である。
(Kissy@管理人 2003.10/4) |
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