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まさしく、大塚・宮崎ワールド爆裂の作品。
とにかく、作画がやりたい放題(笑)の作品である。
とてもN○K製作とは思えない自由な奔放感に満ち溢れている。
キャラクターについても、ホルスの頃はいわゆる東映顔という規制の中で、作られたキャラクターデザインだったが、コナンは原作が小説ということもあってか、全くのオリジナルキャラクターである。
顔はやはり、侍ジャイアンツの番場蛮の系譜。真剣な顔と崩れた表情のギャップが大きな魅力だ。
第一話での、鮫のハナジロとの格闘シーンを見ていると、あのシーンを思い出す。ホルスの大カマスとの格闘シーンだ。ただ、ホルスの時の真剣さとは違った、遊びやアイデアが随所にちりばめられており、安心して見ていられる(笑)
またモノを掴む足の指の怪力さは、当時真剣に凄いと思い、その発想にビックリしたものだ。この辺の感覚は宮崎氏の感性だろう。
大塚氏がコナンを語るインタビューは色々な本やメディアで紹介されており、当時の宮崎氏とのやりとりは、非常に興味深く面白いので、是非読んで欲しい。
大塚作品全編を通して言える、動きや遊び。この辺に、大塚氏のアニメーションに対するコダワリを感じる。
コナンはまさしく、大塚氏の代表的なキャラクターだ。
(Kissy@管理人 2003.9/6) |
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