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この作品では大塚康生氏は原画を担当していた。
氏の筆書【作画汗まみれ】では、「手伝っていた」となっている。
どの話で、どの程度、氏が関わっていたかは、ご本人に聞く以外知る術もないのだが。
作画監督は、芝山努氏と小林治氏。
この時代のAプロの作品は、皆顔が似ているので区別がし難いのだが、やはり、最初にこの作品を見たときの印象は『あ、ルパンと同じ顔だ』であった。
目や口の動きが、やはり大塚康生氏の目と似ている時があるのだ。
この時代のTVアニメは、その回によって、かなり作画レベルに差があって、いい顔の時と悪い顔の時があった。
ということは、いい顔の部分は、きっと大塚氏が担当していたのだろうと勝手に予想してしまったりする。(ひいき目?笑)
主人公のピョン吉とひろしの生き生きとした表情の変遷が見ていて楽しい。
当時は、スポ根とナンセンスギャグマンガの時代。この作品はギャグでありながら、キャラクターが熱血していた。まさしく、涙あり、笑いありだった。
動きが、Aプロ独特の動きで、キャラクター達が画面狭しと動き回る様は見ていて、ほんとに楽しい。
こちらの作品も、吉沢やすみ氏の原作は後から知り、コミックを集めたが、やはり違和感があったのを憶えている。
そのぐらい、アニメの方の表情と動きが素晴らしい作品なのだ。
(Kissy@管理人 2003.7/11) |
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